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佳境 おわら風の盆

FC2 3-2M7R204671170904明け方4時、諏訪町
日本の道百選に選ばれた風情ある町並みで踊られるこの街のおわらはとりわけ人気で
そのため踊り手も最後まで正装で踊ります


FC2 3-2M7R204729170904東の空が明るくなってようやく街流しは終りましたが
地方(じかた)の皆さんはまだ余韻にひたっている様子でした


FC2 3-2M7R204762170904越中八尾駅
富山行き始発の観光客を、福島の皆さんが見送ってようやく風の盆は終わりを告げました


2017年9月4日 富山市八尾
SONY a7R2 AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED CM-ENF-E


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おわら風の盆 2017

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おわら風の盆
その魅力は胡弓の音に乗せて唄われる越中おわら節の哀調あるメロディーと
案山子踊りとも呼ばれる独特の所作の男踊りと、洗練された優雅で艶やかな女踊りが
八尾の街並みと相まって醸し出される独特の風情にあると思います
とはいえ人口約2万の八尾の町(現在は富山市の一部)は3日間で25万の観光客で賑わい大変な混雑に風情も半ばどこかへ飛んでしまうようにも感じます
そこで今年は喧騒を避けて、本当のおわらの魅力が味わえると言う、最終日深更から明け方を撮影してきましたのでご覧ください
なおページ下段のカテゴリ一覧から「おわら風の盆」を選択して過去記事もご覧いただければ幸いです
(画像クリックで大画面へ)


2017年9月4日 富山市八尾諏訪町
SONY a7R2 AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED CM-ENF-E


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おわら風の盆 陶酔考

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2015年9月2日 天満町

夜が更け、公式の街ながしがおわると踊り手の多くは編み笠を背にまわしリラックスした雰囲気になります
考えてみれば当たり前の話ですが、けっこう暑いのだそうです
素顔の踊り手の皆さんは笠越しに醸し出す雰囲気から想像するよりはるかに若く、なにか不思議な感じに戸惑います
しかしその視線は安定し、表情からはおわらの世界に集中している様子が見てとれます




2015年8月23日 福島 おわら前夜祭

この踊り手さんの表情を見たときに、編笠がもつもう一つの意義が理解出来たように思いました
踊り手にとって編笠は外界の喧噪と自分を隔て、おわらの陶酔に深く没入するためのものなのではないかと
私には思えてなりません


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2016年9月3日 鏡町



おわら踊りの 笠着てござれ 

忍ぶ夜道は オワラ 月明かり


さらに夜も更けた午前3時、地方(じかた)衆がゆっくり唄いながら町内をながして行きます
話には聞いていましたが、町中を流れる用水の水音と溶け合うおわら節を直に聞いたとき
私にもおわらの陶酔感が味わえた思いがしました






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おわら風の盆 聞名寺

八尾11町のほぼ中程今町にある聞名寺で行われるおわら演舞です
八尾は元々聞名寺の門前町として成立したといわれ、ここで踊られた踊り念仏がおわらの起源の可能性もあるようです


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所作の中に感じる匂い立つような気品と艶
実に花のある踊り手さんです



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おわらの歌詞を染め抜いた町内の踊り手と異なり、風の文字をあしらった衣装、手には念珠
男性の法被の背中には浄心の文字があります、また所作に合掌が入ったりと聞名寺のおわらは特徴があります




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ここの踊り手は聞名寺 風の盆講中という信者グループの方たちであり各町内と異なり年齢や出身に制限はなく比較的ご高齢な方が多いようにお見受けしました



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2015年9月3日 八尾今町聞名寺
よほどの修練を積まれるのでしょう
まったく年齢を感じさせない洗練されたおわらの世界に時の経つのを忘れてしまいます





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おわら風の盆 鏡町


八尾11町の中でも人気の高い鏡町です
かって花街であったこの町の男女の繰り広げる男女の踊りは艶やかさと華やかさがきわだっています
演舞の行われるこの、おたや階段下の広場はおわらを代表する舞台のひとつです

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月を見上げるキメのポーズに観客より拍手喝采が湧き上がります





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2015年9月3日 鏡町おたや階段下
鏡町の男おどりは他の町に比してキレと迫力がありますが、特にこの男性の踊りは素晴らしいものでした

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2016年9月2日 
かかし踊りと呼ばれる男踊り
所作の多くは農作業に由来しているようです
四季踊りと呼ばれる女踊りの優雅さと対照的にその動きはダイナミックです





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おわら風の盆 下新町

下新町は八幡社舞台です
おわら踊りの衣装は、男は股引に法被、女は浴衣に黒帯、男女とも編み笠と決まっていますが、そのデザインは11町それぞれ特徴があり、慣れてくるとその柄でどこの町かがわかります。
なかでも下新町の女性の浴衣はそのあでやかさは際立っています。

 

おわらの踊り手は25歳までの未婚の男女
小学生以来訓練を積んできたその踊りは、所作ひとつひとつが洗練されており大変美しいものです



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隠すことにより女性の魅力をさらに増すこの編笠がなかったら、この祭はこれほどの盛り上がりにはならなかったのではないかと思います



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2016年9月2日 下新町八幡社境内
暗い中で、三脚、フラッシュ禁止のおわらの撮影は高感度とブレとの戦いですが
要所要所で決めのポーズ(専門的にはなんと言うんでしょう)が入るためそのタイミングでシャッターをおせばそれなりに映ります
しかし静から動へ移るその流れの美しさをなんとかしたい
などと考えていると来年もここにいるような気が・・・・・・・





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おわら風の盆 夕暮れ

まだ日差しのきつい午後3時、各町内の踊り手と地方(じかた)衆が集まり祭が始まります
この時間帯はながして歩くのではなく、一カ所で輪を作って踊る、輪踊りが中心でした。

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2016年9月2日 鏡町
踊り手たちの編み笠や着物にあたる日差しが時と共に変化してゆく
その様がとても美しいと思いました。



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2016年9月2日 西町
おわら節を奏でる地方衆は、三味線、太鼓、胡弓、歌い手、囃子方からなりますが歌い手は何人か交代で歌うのもよく見ます。


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2016年9月2日 諏訪町

行燈の灯火が夕闇に明るく浮かび上がるころ祭はいよいよ本番を迎えます



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おわら風の盆 その町並み

東新町、西新町、諏訪町、上新町、鏡町、東町、西町、今町、下新町、天満町と福島、おわら風の盆は坂の町八尾の11町内で行われます。
踊りは夜半から深夜にかけて行われるため昼間の町内はひっそりと静まりかえり、どこかけだるい気分が漂います。


2016年9月2日 八尾 東新町


   おわら踊りの笠着てござれ

   忍ぶ夜道は オワラ 月明かり



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2016年9月2日 諏訪町

   八尾おわらをしみじみ聞けば

   むかし山風 オワラ 草の聲



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2016年9月2日 諏訪町

行燈につけられた秋の虫の細工

風情あるおもてなしの心に観光客はみな笑顔で愛でて行きます





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